最後のカレシと最初の彼氏 あとがきという名のメイキング

(※最後のカレシと最初の彼氏 をまだ読んでない方は先に前記事を読んでからお願いします)

 

先週唐突に最終回(最終エピソード)妄想流したら、あれよあれよという間にこんな大会が開催されることになり困惑しておりました。
一応きっかけになったものとして何か上げるべきだとは思ってたんですが、その最終回ネタが自分の中で貯めてた一番のものだったので何も浮かばず。

 

と、そこで最新話(満足度179)のちづるのセリフ「その時は「レンカノ」辞めるときね...」
なるほど、ちづるはそういうスタンスなのね。じゃあその方向でちょっとアレンジしてみるか。あれ上げた後ちょっと付け加えたいネタもあったし。

 

という感じでネタの方向性が決まりました。

 


で、仕事が忙しくてそこから何一つ構想が進んでなかったんですけど、
なんかみんなタイトルだけ先に発表する流れができていたので、ちょっと考えてみました。

 

すぐ思いついたのが
「最後のカノジョと最初の彼女」
レンカノ:カノジョ って区分けされてるわけでもないけど、こうした方がいいな。
瑠夏ちゃんがいるけど仮カノだしノーカンでいいでしょ。

 

でまあ、普通に自分でも恥ずかしいタイトルなので事前報告はするつもりではなかったんですけど、
なんか若干煽られた感じがしたので、載っけちゃうことにしました。
で、入力フォームに手をかけたとき気づいた。

 

最初の彼女、麻美ちゃんじゃん!!

 

でも、割といい感じのタイトルになったがために、あまり変えたくはなく。
じゃあ彼女じゃなく彼氏にしてみるか。ちづるとしてはまあ変わらないし。

 

で、投稿。

 


あれ、このタイトル的にちづる目線のストーリーだと思われかねないな。そんなん書けないよ。
まあ事実としては合ってるし別にちづる目線じゃなくても問題はないか
(これがフラグになるとはさすがに思いもしなかった...)

 


着手前の風呂中。
まあデート中のエピソードは勢いで何とでもなると思うんだけど、問題は肝心の告白シーンだな。
前回のあれが結構印象的な終わりになったから、あれ越えるぐらいじゃないときまり悪いよなあ...でもそんな告白セリフ考えるなんて童貞にはハードル高いし
さてどうしたもんか。せめて決め台詞ぐらいは前もって決めないと。

 

じゃあ、ここでタイトル回収決めるか
「水原千鶴のカレシじゃなくて、一ノ瀬ちづるの彼氏になりたい(してくれ)」
おおいい感じだ

 


着手。

 

書くにあたり気をつけなきゃいけないのが、前回のやつと被りすぎないこと。
あんまり同じだと前読んだ人に退屈させちゃう、でも基本的な流れは同じだしどうしようかな。
ひとまず書いてくか

 


まず、なんやかんやのとこは同じでいいか。
シチュエーション説明は必要だし、こんなところをこだわってもしょうがないし。当然付き合うことになったは外す。

 

最終日和也にレンタルされたところ。
最後の客:アクアリウムしの助にレンタルされた、までやるとさすがにコピペ感が否めないし別の表現どうしよう。
あ、その予約を見たちづるで書くといいかも、それでいこう。
ちょっと嬉しそう感は入れたいな、ちづる的だと「まったく(嬉)」ってところかな。

 

 

せっかくだし前のデートよりは細かく描写していこうか
(事前構想)
デートプランに関しては、前の水族館と、新たに映画鑑賞は入れたい。
感想戦を二人で盛り上がる和也とちづるは心から見たいので、絶対入れ込みたい。
感想戦するならどこがいいかな、ランチかな。
池袋のランチっぽい店ってどこにあるんだろう(知識皆無)西武百貨店になんかあるか。
とすると、東口の映画館→西武百貨店→サンシャイン、になるな。これ一旦戻ってんじゃん。さすがに変だわ。
まあ店はサンシャインのとこでもいいか。
ランチを間に挟むと午前映画、午後水族館か。励ましデートと被っちゃうな。まあそこまで長くするつもりもないしできないからこれだけで十分か。
(※これの先はほぼ決めてないので、細かいところはほぼ即興で書いて決めてます)

 

 

集合場所どうしようか、
行くところ的に池袋東口で集まるべきなんだけど。
まあ無難にいけふくろうでいいか。

 

集合場所出すならちゃんと合流しないと。
どう合流しようかな、前の語りの流れ的にちづるが会いに行く方かな。姿見つけさせる方が待つよりは良さそう。
和也そこそこの身長だし見つけやすいよな。あと、微妙な服ネタ回収しとくか。
ちづるへの服チョイスと和也のファッションのギャップは気になっているところだからこれも入れとこう。

 

こうなるとちづるから声をかけることになるんだけど、その場合はまあちょっとからかう感じだよな。待ってるから和也も無防備だし。
でもどうからかうかまではさすがに考えつかないなあ。
その前の画策するまでにして場面転換ならうまく表現できるか。

 

 


最初は映画鑑賞。
感想戦をさせるのなら初見設定にした方がより効果的だな。見たかった映画ってことならなおさら。忙しかったから見れなかった、なら設定の訳もつくな。
どっちの映画館にしようか。せっかくだからでかいあっちにしようかな、この前行ったし。でもそんなに詳しくないから細かくは描写できんなあ。
そういやあそこ、最上階にバッセンあんじゃん。これは回収せねば。
"。"だと楽しみ感ないなあ。"♪"つけるか。じゃあからかうところにもつけないと。

 

和也の呼びかた、「あの人」で通してたな。
デート中で「あの人」は、すぐ近くにいるし不自然になるから「この人」で通すか。


感想戦のところに入るわけだけど、いきなりランチ行ってるの変だし鑑賞直後は入れないと。
とすると衝動は押さえさせないといけないが、理由は...まあレンカノ中でいいや。
我慢我慢...は多めに入れていきたいけど、それだとくどくなっちゃうし。ひらがなにして緩くなってるって表現にするのいいかも。

 


あれ?なんかずっとちづる目線で進んでるな?これそのまま通さないとまずいか...?
まあ告白のところは和也がしゃべるしそこだけ切り替わる、てことでもいいか。

 


さてランチ。

 

さすがに感想戦の内容なんか考えられるわけないし、これも入りのとこまでにしよう。
切り出しのところ、「」が出てくるのは和也の告白のとこだけにしたいんだけど、同じように書くと切り出した感ないしなあ。
まあちづるのセリフだし別に良いかな。

 


2時間語るのと、注意されるのは入れたかった。
でもこうするとちづる的にレンカノ失格になっちゃうなあ...でも所々で妥協してるし妥協させるか。最終日だし。

 

和也も語れるようになってるのは前々から見たいところだから入れるんだけど、今回突然語れるようになってるのは不自然だし、既に何回かやってることにするか。

 

そういえばちづるの感想ちゃんと聞いてくれてる人って実はいなかったりしそう。海くんも相槌だけ打ってる感じだし、話してるちづるがいいな、で話の中身の方には耳を傾けてるわけではないって表現だし(偏見)
そう考えるとちゃんと語り合ってる和也って貴重な存在だな。これは好きな時間にさせよう。

 

 

水族館
ちづる目線で通すとすると、よく来てるわけだし新鮮味はない感じにしないと。
でも飽きてたら台無しだし、そこは和也のおかげで楽しめてるように。

 

ちづるが詳しくなってる件どうしようかな。影響されて同じくらい、ってのはちょっと物足りないかな。
和也にひけらかされてムキになって、のが本気度高いな。でもちづる自身も楽しんでるように、ときどき和也の知らないのも見つけて喜んでる感じで。

 

 

妄想だし結構好きなシーン入れていいよな、なんかあったかな。
ああ、バッセン回のあとの鍵失くしたで家に入った時の、さらっと和也の部屋のもの物色してるちづるすごく好きだから、小物ネタでも回収していくか。
ストラップとかキーホルダーあたり。あ、おそろいだとなおいいかも。
これ最後の締めの描写に使えんじゃん(この辺りで最後のシーンもちょっと構想してる)

 


でもそれだけのために売店行くのもあれだな。
和也のTシャツ購入をメインで行こう。キーホルダーがついでって感じで。

 

渡すには理由ないとな、レンカノ最終日だから、でいいか。それでなくても事務所の意向で受け取るか。
おそろいなことはちづるにも気づかせなきゃいけない。よくあるツンデレならここでもらったの返しちゃいそうだけど、ちづるならそこに文句は言わないかな

 


ん?ここ「へへっ」の使いどころでは?
これは入れなければ!

 


(この辺り書いてて恥ずかしかったんだけど、今思い返しながら見てもやっぱり恥ずかしい)

 

 

さあ問題の告白シーン。
もう完全にちづる目線だから、それで通すか。和也が言ってるのをちづる目線で聞いてる、という風で。

 


前回と違って告白されなきゃいけないから引き留めなきゃいけないんだけど、ちづるサイドとしてはどこで止められようか。
もはやちづるのセリフ考えるのムリだし、普通に帰るところにしよう。で何考えよう。
帰るタイミングだと、気持ち切り替えて女優一本で、と思ってる感じかな。

 

切り出しの和也のセリフは、ちょっと前に決めてた。
もう水原じゃないし、ここはちづる。

 

で、ちづるは驚く。

 

ここからは和也の一方的なセリフのがいい。

 


いきなり告白は支離滅裂感あるし、何か前置きが欲しい。
レンカノ最後だし、ここは感謝のセリフのがらしいかな。
で、うまく告白に持っていこう。
和也だし、すらすらは言えない感じで。

 

感謝→ちづるの彼氏に、はまだなんか足りないな。
傍にいたい、は共通認識というか二人の考えに共通してるところだからこのフレーズは入れたいな。
女優で忙しくなって会えない→傍にいたい(支えたい)→ちづるの彼氏に
おお繋がった。

 

ちょっと話が切り替わる感じになっちゃうけどどうしよう。

花火の時みたいに間開ける感じなら和也っぽいな。
で、決める直前には、きゅっ。これはまさにここが入れどこ。

 

 

事前に考えてた告白台詞。
でも彼氏になりたい、だけだとそのポジションになりたいだけ、って感じもしちゃうから心からの言葉ってのが伝わりづらいかも。
ここは傍にいたい(支えたい)は念押ししておこう。ちづるとしても、傍にいたいと思う、があるわけだし。
なんか鍵失くしたの後のアパートの階段でのやり取りっぽくなったな、じゃあそれを踏襲していこう。

 

そういえばこれだけだと、好き、って言ってないな。これは言わせんとな。
"好き"よりは"大好き"。

 


ちづるの返し。
なによ... と この人は... はすぐ浮かんだ。
階段の時の、ばか、は踏襲してもいいかも。

 

"この人は"、予約の時の"あの人は"と同じような感情の"この人"はだから、言い回し合わせるか。

 

よし、いい感じ。

 


(ここらまじで恥ずかしい。マジで読み返すの恥ずかしい)

 

 

最後のまとめ描写、流れはもう大体決まってた。

和也呼びで声かけるちづる。
ここまで、和也の2文字一切出なかったしここで出すと印象強くなりそう。
あと、あの人→この人→和也、って呼び方が推移した感じになったのもまたいい。

 

そしてちづる呼びで返す和也。
和也呼びに対比させた感じ。ちづるが声かけるとすると、和也が遅い、って流れが自然だし何か探させるか。
どうしようかな、自然なアイテムとしてはスマホあたりかな。

 

対してのちづるの返し。
それを聞いて、ちょっと困る系の何かを言わせたい。
一緒に買いに行ったのになくす、これいいかも。
画面割れてたし、二人で買い替えに行ったっていう設定も自然に組み込めるな。

 

和也の返し
まあ無くすわけにはいかないしすぐ行けるようにもう見つかった感じで。

 

ちづる返し
ここはまあこう返しそう

 


そして衝動的に入れたくなった、
ぼそっとデレセリフを言うちづる。
タイトル回収にもなるしな!

 

そのあと
そらこうなるでしょ

 

 


最後のナレーション。
ここの二人をどう表現しようか、うまい表現ないかな。
ああ、favorite loverのあのちづるのセリフ、あれええやん。引用していこう。

 


そして締めはあのキーホルダー。

 


おしまい

 

 

という感じで作ってました。
まあ勢いで書いてたりするので、その時本当に思っていたことと順序が違ったり忘れてたりはしますが大方こんな感じです。

 


僕はラブコメ作品を読むときとか、そのキャラをより理解するために心境とか心情とか結構イメージしようとしてます。キャラの心情が分かってるとよりキュンキュンできますからね。
(まあ負けヒロインばっかり推してるから辛い事になるのがしょっちゅうなんですが...)
大体の作品はこの辺止まりなんですけど、かのかりに関してはこの辺がとても丁寧に描写されるのでこれがすごくはかどるんですよ。
そんな感じで何周もした結果、自分の中でキャラ像が構築されてしまって。

 

毎週感想の心情考察はこのキャラ像と付き合わせた結果感じてるものが大体です。
で、そのキャラ像から想像が発展していったものが、チケットの件だったり、今回や先週のあれです。

とは言ってもキャラ像が構築されてるのもほぼちづるのみ(おまけで和也)なので、そこまでネタは生まれてこないです

 

というわけであとがきでした

 

―2021.03.14 (第1回妄想大会終了直後)投稿

 

コメント

大体書いてある通り

短編妄想は衝動的にササっと書くけど、長編となるとこんな感じに結構考えて書いてる。

長いとその中でストーリーができるから、ちゃんとストーリーを構築していかないと矛盾が発生したり不自然な部分が出てきたりして十分に楽しめなくなってしまう。

それぞれの思考もそう。ちゃんと脈絡や連想される思考をさせないと、そうはならんやろ、となってしまって白けてしまう。

この思考や会話については今でも大事にしている。

 

自分で書いた展開に恥ずかしくなるのは前よりは解消されてるけどまだ少しある。